お子様の矯正
お子様の矯正について
お子様を連れてご家族でシラチャに赴任されている日本人の方々にとって、お子様のお口の管理はとてもご心配ではないかと思います。
特に歯並びの問題を抱えているお子様の矯正治療に関してはどのようにしていいのかお悩みではないかと思います。
まず、今、日本での大きく変化しつつある矯正治療の考え方に関してお話をしたいと思います。
いま日本ではお口の機能は食べることよりも呼吸が大切であるということが注目されています。
お口の機能は呼吸が8割、食事が2割なのです。
呼吸>食事
お子様に次のような症状はありませんか?
もし、そのような症状があれば呼吸不全の可能性があります。
- 鼻炎、喘息がある
- 姿勢が悪い。特に猫背。
- 子どもなのにいびきをかく
- 笑ったときに上の歯ぐきが見える
- いつも口がぽかんと開いている。口呼吸になっている
- 前の歯の間に虫歯がある
- 乳歯列なのに歯に隙間がない
- 受け口になっている
- うつ伏せ寝や横寝になることが多い(人間は上を向いて寝るのが正常です。)
呼吸不全が起きると子供の成長に大きな悪影響を与えます。
成長期に十分な酸素が入らないと子供の体は正常に発育しません。
ではなぜ呼吸不全が起きるのでしょうか?
それはお口の中が狭いからです。お口が狭いと当然、歯は並びません。
そして舌はお口の中に納まることができないので気道のほうに落ち込みます。
舌が気道を圧迫すると呼吸ができなくなります。
いびきをかく人はいびきをかいていないときは呼吸が停止しています。(無呼吸症候群)
従来の矯正方法
今までの矯正治療は呼吸のことを考えない矯正でした。そのために歯を間引きしていたのですが、結果的に歯は並びますが、呼吸は壊れます。
若い時は体力があるので何とか耐えることができますが、中高年になるとその影響が
顕著に表れると言われています。
新しい考え方の矯正
まず、舌が十分に動くことができて、呼吸ができるお口を作ります。そしてそのあとに歯を並べます。基本的には呼吸がしやすいお口になると歯は自然に並ぶことが多いようです。
症例に関しては顎顔面口腔育成研究会のホームページをご覧下さい。
<矯正治療関連リンク>
• 顎顔面口腔育成研究会
シラチャの日本人の子供さんへの対応
矯正は長期的になることが多いので、矯正治療をどのようにしたらいいのかがわからないと思います。Sriracha Ikuta Dental Officeではレントゲン・お口の写真・お口の模型等を採取し、日本に持ち帰り、専門の歯科医師の診断を受けます。
その診断結果に基づき、早急に治療を行う必要がある場合は、技工物を日本で作製し、タイ人矯正専門歯科医師による治療を行います。
そして、帰国の際には治療を引き継ぎできる歯科医師の紹介を行います。
また、治療を急ぐ必要がない場合は帰国後に治療を行える歯科医師の紹介を行います。
(Directorの生田図南も日本では最新の矯正治療を行っていますが、残念ながらタイではお口の中を触ることは法律で禁止されています。治療でお口の中を触ることができるのはタイ人の歯科医師のみです。)
<矯正治療関連リンク>
• 顎顔面口腔育成研究会